5箇所で街頭から訴え




 晴れ26℃南の風。台風の後、全く聞えなくなっていたクマゼミの鳴き声が早朝に聞えました。
 終戦記念日の今日は、街頭から5箇所で、「平和と核廃絶」を訴え、「戦前から侵略戦争反対を命がけで貫いてきた日本共産党を、戦後初めて8月に行われる総選挙で前進させてください」と訴えました。
 午後、「沖縄戦フィルム上映会」で、「沖縄戦の証言」「軍隊がいた島」2本の記録映像・証言フィルムを視聴しました。
 記録映像と証言の力に絶句し、現場から「伝える」ことの大切さを実感しました。「沖縄戦記録フィルム1フィート運動の会」に拍手を送ります。






 会場に足を運び、「知っていたつもり」を反省しました。映像はそれだけで力があり、その現場の温度、臭い、音を想像させます。
会場で隣席のKさんが、「沖縄戦の証言」に出てくる疎開船「対馬丸」「撃沈時の船団と一緒だった」というお話に、おどろきと同時に何も知らない自分を恥ずかしく思いました。
「軍隊がいた島」では、軍隊が住民を守るものではないということを実感しました。慶良間諸島にひとつだけ軍隊がいなかった前島、「自分たちで守ります」と軍隊の受け入れをしなかったことが、結果として攻撃も、集団死の地獄も免れることになり、文字通り島の平和を「自分たちで守った」島です。以下は「1フィート運動の会」入会の呼びかけ全文です。


     「1フィート運動の会」入会の呼びかけ(趣意書)


 皆様にはますます戸活躍のことと心から敬意を表します。
さて、1フィート運動の会は昨年12月、設立二十五周年を迎えました。
ここまで発展しましたのは関係者皆様のご支援、ご協力を賜ったおかげです。
厚くお礼を申し上げます。
 沖縄は今、教科書改ざんや「米軍再編」問題等で揺れ動いています。子どもたちに誤った戦争の真相が伝えられ、人権が蹂躙され、平和が脅かされてきています。
 一昨年、教育基本法が改悪され、来年五月、憲法9条を捨てる国民投票法が施行されようとしています。大江・岩波裁判に見られるように、かつてない規模で戦争協力が台等しつつあります。
 26年前、沖縄県民一人ひとりのカンパで当会は発足しました。平和の危機を憂い、沖縄戦の犠牲者に平和を誓い、私たちの未来のために21世紀の戦争も基地もない平和共生を誓い合いました。この間、米英両国はじめ民間から映像や写真、資料を取り寄せ、映画とビデオを制作してその普及を図って来ました。
 ところで、1フィート運動の事業は各界、各分野でご活躍の皆様のご協力なくしてできるものでは参りません。ビデオ・DVD販売や一般からのカンパや上映会収入で当会を運営してきましたが思うようにいきません。「1フィート運動」を今後とも維持、発展させるために会員制のNPO(特定非営利活動)法人として再出発(4月21日)することになりました。
 本来なら皆様をお訪ねして趣旨を説明すべきですが、書面でお願いする失礼をお許し下さい。
 会則を添えますのでどうぞこの趣旨をご理解くださってお力をお貸し頂きたいと入会を呼びかける次第です。
2009年4月21日
           NPO法人沖縄戦記録フィルム1フィート運動の会
                   代   表   福 地 廣 昭
〒900−0021 那覇市泉崎1−10−3 琉球新報泉崎ビル5F
                        098−862−2277