委員会2日目、議案の採決が行われました。



 晴れたりくもったり28℃南の風から南南東の風に変わる。沖縄地方の梅雨が明けました。
 10時から文教社会委員会が予定通り開会、教育費の補正予算の審査をしました。
 伊良部総合支所で、教育振興費事務費の書籍購入費と教材購入費をコンピュータ入力時に入れ違いをしたためそれを改めるという補正予算がありました。
私は、この問題について「金額が小さくて大きな問題にならなかったが、今後このようなミスを繰り返さないためのチェック体制を強化するようにしてほしい」と指摘しました。
 公民館費で西原地区のクーラーの撤去費用の補正と、張り水うたきの改修工事の補助金の補正、城辺地域の図書館の自動ドアーの修理費の補正、文化ホールの水漏れの修繕費等の補正予算の審査が行われました。
 その後採決が行われ、管理職手当の復活の補正予算について私と、亀浜玲子、下地秀一の3人が賛成。砂川明寛、富永元順、宮城英文、豊見山恵栄の4人が反対して否決されました。
賛成の理由は、「全額カットという異常な状況を二分の一だけ復活させるというもので、条例に基づき当然の措置であり、市長の裁量権を議会が侵害してはならない。県内11市の中でも管理職手当をゼロにしている自治体は宮古島市だけである」
反対の理由は、「負担金・補助金をカットしておきながら管理職手当を復活させるのは許せない。職員定数が類似団体並になるまでは我慢してもらう」ということです。
 管理職手当のカットは財政難を理由に二分の一にカットされていたものを、昨年、国の連結決算の導入で、赤字団体にならないためにという理由から歳出を11億円削減する方針の下、管理職手当を全額カットしてしまいました。
私はこの議案に「普通建設事業費は県内で2番目の位置にあり、不要不急の建設事業費をそのままにして管理職手当の全額カットはすべきではない、その前に財政のムダを削るべきです」と、反対を表明し採決時は与党という立場から退場しました。
管理職手当には、残業手当の意味もあり、部下に残業命令をして自分は帰るというのはできません。結局、サービス残業をすることになります。こんな違法なことを自治体として許してはならないと思います。
 自治体というのは、労働者の権利を守る模範を示す立場にあると思います。
宮古島市夕張市の赤字とは違います。時間をかけてゆったりと納得のいく形で勧めることが必要です。
 その他の議案は全て全会一致で可決されました。