補正予算を賛成多数で可決。



 晴れ、南南東の風、20℃。日差しが強く夏のような一日になりました。
 3月定例議会が終了して、翌日には議会運営委員会を開く異例の対応で、今日は臨時議会が開かれました。
 開会と同時に池間健栄議員が、マスコミが指摘した伊良部の指定管理の4施設について条例は可決したものの予算が否決されてしまったことで、指定管理の執行が出来ない常態になっていることについて、「地方自治法222条で、条例は必要な予算措置が行われる見込みが得られるまで議会に提出してはならないとなっている。しかし、議長裁決で条例は可決された。当局は説明をしてほしい」と道議を提出し、混乱しました。
議会の問題を当局に説明を求めるのもおかしな事ですが、宮川総務部長は、地方自治法の説明をして「提案は条例と予算を備えており何ら提案に問題はない」と説明しました。
 池間健栄議員は「本会議で同議案が可否同数となり、議長採決で可決した事の責任を明確にしてほしい」と求めました。
 私は、「急を要するということで、今日の臨時議会になったはず、議案の審議を先に処理すべきだ、このような問題に気がつきながら本会議を終了させた事も問われます。会期内に処理すべきではないか、なぜ臨時議会での道議ですか」と主張しました。
 池間健栄議員は「道議が先議事項、この問題を先に処理しないと審議できない、飛行機の時間に間に合わないから急ぐといって、議案を通すように多数派工作をしているのだから…」と発言しました。
 私はすぐに「多数派工作とはなんですか、発言には注意してください、取り消しを求めます」と指摘しました。
 池間健栄議員は「はい分かりました取り消します。申し訳ありません」と心のこもらない無反省・無表情な言葉で取り消しました。
結局、「議長の責任を示せ」と譲らず、議長と副議長が話し合い与党議員との十分な協議もなく、議長が全員協議会で「私の報酬20%の2箇月をカットし副議長の報酬5%を2箇月カットする」ということを提案しました。
 それを受けて、本会議が開会されて、都市計画費「パイナガマ公園事業」補正予算が採決され、賛成多数で可決しました。反対した議員は池間健栄、池間雅昭、新城啓世、真栄城徳彦、平良隆の5人です。
 都市計画費「パイナガマ公園事業」の3月定例議会の対応も、同議員たちが野党議員を巻き込み、事業は認めるが、用地取得だけに限って、繰り越しを認めないとして、国の補助金を一部削減するという理解できない議案の否決を強行しました。結局、国から事業をどうするのか判断をして申請するように指導され、今日の臨時議会の開会になったものです。
 パイナガマ公園事業は、下地米一市政当時、パイナガマ公園事業を都市計画公園として国に申請して補助事業を認可されながら、事業は進めず、すでに二つの新たな盛加越公園と荷川取公園事業を新たに目だしして野党多数の手で強行するという乱暴な事業の推進をしてきました。
その後、この公園事業を強行した保守市政が市民の支持を失い、伊志嶺市政が誕生して、私は与党議員の立場から、この事業の着手について、「事業を凍結すべき」と主張しましたが、私以外の与党議員の強力な推進派によって強行されてきました。今反対を主張している野党の池間雅昭議員も推進派の1人でした。
私は、この事業のペースダウンを求めて、当局もその方向で対応してきた経緯があります。
この事業には、これまでに10億円余を投入しており、かりに事業を中止しても、都市計画公園に指定して網をかけてきた関係上、宮古島市は地主から土地を買い取るように訴えられると、用地を買い取ることになりメリットがありません。
 市が都市計画公園として国に申請して補助事業を認可されながら、なぜそれを進めずに新たな都市公園を二つも進めることをしたのでしょうか。
なぜ、県や国もそのことを指摘せず認めてきたのでしょうか。