自民、公明、そうぞうの賛成多数で採決を強行、市長と前局長を偽証で告発を決定。


 くもり、北の風から北東の風に変化、14℃。
風が強く、肌寒い一日でした。
 本日、午後3時から開かれた平良下崎地区土地売買に関する調査特別委員会は自民、公明、そうぞうの賛成多数で採決を強行し、市長と前局長を偽証で告発を決定して閉会しました。
 「偽証」といいますが、何に対する偽証なのか根拠も示さず、「警察が調査すること、受理されなくてもよい」などど発言。「告発する人は誰なのかも明確にしないで、「市長1人でよい」「四人だ」と一時混乱して休憩後「市長と前局長」に落ち着きました。
 私は次の少数意見の留保をしました。



                     意     見


 調査特別委員会の調査事項は、下崎地区土地売買に関する便宜供与があったかどうかを解明することである。

 調査の結果「便宜供与」は無かったと判断する。
理由は、当初交わされた契約そのものが契約として成立しておらず、契約書としての効力を持たないこと、これは民法131条の停止条件に該当するものであり、契約そのものが無効である。

 上記の理由により、「公文書偽造」も「偽証」も裏付けがなくなり、本委員会が「告発」する理由がない。よって、告発すべきではない。

 議会による行政のミスを指摘することは大事だが、この問題は、宮古島市の組織運営の問題であり、市長の裁量権に係わる問題に、議会が介入すべきではないと考える。今後このような事件を繰り返さないために、この事件の教訓を十分に生かした行政組織の健全な運営を強く求める。

 法律違反を問う以上、根拠の示せない「告発」を、多数決で決めるべきではない。このことは議会のあり方が問われる問題であり、慎重であるべきと考える。

以  上
 そもそも100条調査委員会の設置の目的は何だったのか。その目的から逸脱して、告発できるかどうかを「弁護士の意見を聞いてから判断する」といって弁護士に委ね、弁護士の意見が意に沿わないからといって、「おかかえ弁護士だから論外、立場によって意見は違う」と否定し、今度は根拠が示せないまま、「告発すれば警察が調べること、受理されなくてもよいから告発すべき」と警察に丸投げするに至っては、開いた口がふさがりません。
 これから本会議に報告され、採決されることになりますが、私は議員の良識を信じたいと思います。
このような不当な事が強行されれば議会の良識が問われますし、議会の汚点として議会史に残ります。
 市民のみなさんこのような事を許してはなりません。世論の力で議会を包囲しようではありませんか。
 合併して3年目、合併して良かったといえる宮古島市を建設するために議会も、行政も、住民も一丸となってとりくまなければならない大事な次期です。この問題は与党、野党の問題ではありません。