議案の説明会と議会運営委員会の傍聴と100条調査委員会。


 雨が降ったり止んだり、北の風、18℃。暖かい一日でした。椿の花が散りはじめました。
 午前10時からの議案説明会に参加するため、自転車を走らせたら途中から雨に降られてしまいました。 
 提出議案は下記のとおり。
議案第 1号 平成19年度宮古島市水道事業補正予算(1号)
議案第 2号 宮古島市城辺地域密着型介護事業所指定管理者の指定について
議案第 3号 宮古島市伊良部地域密着型介護事業所指定管理者の指定について
議案第 4号 訴えの提起について
議案第 5号 土地の取得について
議案第 6号 土地取得の追認議決を求めることについて
 このほかに経済公務委員会の提案で意見書案が提案されます。
 意見書案は下記のとおり。
意見書案第 1号 道路特定財源暫定税率の延長を求める意見書
 この意見書に関連して、先の12月定例会の12月21日最終本会議で、私1人だけの反対で採択された陳情書があります。この陳情書は「道路特定財源暫定税率の延長を求める意見書」の採択についての陳情でしたが、陳情書は経済公務委員会に付託され委員会で採択され、本会議でも採択されたものの、なぜか意見書は提案されませんでした。今になってなぜ提案なのか?という思いです。
 日本共産党は、地方の生活道路などの整備は必要という立場ですが、一方で道路特定財源をやめて一般財源にすべきだと、意見書が提案される議会のたびに、一貫して主張してきたところであり、「特に道路特定財源一般財源化することなく」としている点で、この陳情書には反対しました。
 議案説明会は20分程度で終了しました。
 ひき続き同会場で議会運営委員会が開かれて、臨時議会の会期を5日間とすることが確認されました。
 会期日程は下記のとおりです。
2月1日(金)会議録署名議員の指名について
      会期を定めることについて
      意見書案提案、質疑、討論、表決
      議案上程、説明、聴取、質疑(付託)
2月2日(土)休会
2月3日(日)休会
2月4日(月)委員会
2月5日(火)本会議 委員長報告、質疑、討論、表決
  100条調査特別委員会
 14時から平良庁舎5階総務財政委員会室で、第9回「下崎地区土地売買に関する調査特別委員会」が開かれました.公明の富浜浩議員が欠席して9人の委員で開会されました。以下は、その要約です。
 委員長が「これから総括に入ることになる」と前置きのあと「100条調査は委員が便宜供与か虚偽かを照明する事が仕事、これが調査特別委員会との違いです」と説明しました。
続けて、「その証明ができるか。告発は議会でやるが、証明ができない。Kさんが、どういうかかわりをしたのかが焦点、便宜供与がどういうものであったのか確認をするために招集した。ひとり一人の意見を聞きたい。告発は慎重に」と発言しました。
 そのあと、委員がそれぞれ発言しました。
新里議員―「便宜供与だけではなく、偽証という点からも見るべき」
新城議員―「便宜供与の証明は難しい、(公文書)偽造は、はっきりしている。偽証もはっきりしている。告発の対象」
亀浜議員―「(調査特別委員会で)便宜供与(の解明に)限界があって、100条調査になった。目的に沿ったものにするべき」
池間健栄議員―「実地調査もした。下地の…団地は議決している。2箇月前に議決しておいて、この問題はなぜ議決していないか、パイナガマは組織ぐるみである。その証明が、下地の…団地の問題、市長をトップとした組織ぐるみの犯罪なので告発の対象」
委員長が「パイナガマと下崎の問題は分けて考えるべきこと」と注意しました。
新里議員は―「偽証になるのか、ならないのか」
委員長が「(それは)難しい」と指摘しました。
健栄議員―「決裁押印の理由、下地23件2箇月内の調査特別委員会の最中に1人も疑問を呈する部長がいなかった。意見書『最初の契約が無効になれば、なにもなかったことになる』弁護士を呼べ、是々非々でやれば、その調査をすべき、与党、野党ではない。平成17年に合併して同時期にすべて(パイナガマ、緑地)おきている(それが)民事、刑事の証拠」
委員長が「区別をしてほしい」と再度注意しました。
池間雅昭議員―「根拠が崩れる。関連する」
健栄議員―「すべて証拠としてもってきた。知らなかったといえない」
亀浜議員―「8回まで参考人を調べてきた。健栄議員が今になって(資料を)持って来ているが、それを調べるべきだった」
雅昭議員―「知っていてやった。偽証。市長は『契約は無効』と答えた。『その後の契約はすべて無効か』と聞いたら『違う』と答えた。変更契約の時点で便宜供与、下地学ではなくて市長でやった。そして、自ら文書を持って出向いている。そして公文書偽造
健栄議員―「議事録に基づいて資料を提出してもらった。宣誓をした議事録を下地町とそろえて警察に持って行くべき…誰か個人でやれば良い」
委員長が「事務調査の域を超えている」と指摘しました。
雅昭議員―「サザンアイランドという会社が消滅、だから呼べない。弁護士も呼べない。100条の段階では会社がない」
新里議員―「会議録を精査してまとめて判断を」
新城議員―「問題があるとき告発する義務がある」
委員長が「介入しすぎるのは良くない」と指摘しました。
新城議員―「便宜供与を証明しなくても(それは)警察がすること」
真栄城議員―「なめている。質問に答えない。100条の経験から以前に農振地について、誰から誰に金が渡ったのか証明出来なかったものが警察で調べたら見えてきた。便宜供与が絶対あったと思う。辞めたEさんを含めて道路を造ってやった…」
嘉手納議員―「お互いのいいぶんがかみ合わなかった。Kは『自分たち独自にできる』といいながら100条では『知らなかった』と答える。
それだけでも、便宜供与にあたる。何を根拠にしっかりした会社といったか」
委員長が「意見をまとめてみる。96条1項に抵触しただけで犯罪人がつくれるか」と指摘しました。
真栄城議員―「変更契約書を作った時点で偽造。さらに市長…文書を作った。Kはすぐに処分すべきこと」
嘉手納議員―担当以外の者に指示をだし、部外に介入した」
私は、「誰がどんな発言をしたのか、会議録を作成して、それに基づいて精査が必要」と発言しました。
健栄議員―「精査は済んでいる。下地の問題から2箇月もないのに平成18年当初予算を示している」
新城議員―「便宜供与は証明できなかった」
真栄城―「96条1項はさして重要ではない」
委員長が「便宜供与と偽証の両面からもう一度精査する。告発するか、しないかは次にこれを綺麗に精査してきてから、もう一度集まってやる。それから報告書はまとめましょう」とまとめて、次の委員会を2月8日(金)に開く事と会議録を作成して委員に配布することを確認して閉会しました。