学校図書について


      学校図書館図書標準」達成を100%を目指してがんばって行きたい       

 私の質問。「文部科学省は、今年度から学校図書整備5カ年計画で、全国の公立小中学校の図書館蔵書書籍購入費用として、1,000億円の地方財政措置をとることを決め、5年後には全校で蔵書基準を達成するとしております。
 そこで、第一に、各小中学校の標準蔵書達成計画はどうなっていますか第二に、買い換えが必要な図書は何冊になっていますか。また、今後5年間の図書蔵書の買い換え計画はどうなっていますか」
 島袋学校教育課長の答弁。「平成18年度までは平成5年3月に国が設定しました「学校図書館図書標準」の達成に向けて、平成14年度から「学校図書館図書整備5カ年計画」に基づいて進めてきました。
 今後の図書整備計画について平成19年の1月文部科学省からの通知「公立義務教育諸学校の学校図書館に関する新たな5カ年計画策定に伴う図書整備の推進について」に基づいてすすめて行きたいと考えております。
 各小中学校の買い換えの必要図書数について、教育委員会は毎年6月に前年度の買い換えが必要な廃棄図書の冊数について調査し把握しております。平成18年度では小学校において1万519冊、中学校において4972冊となっております。
 今後5年間の図書の買い換え計画ですが、国の計画を踏まえた上で従来の増加冊数分に加え廃棄する図書を更新するための更新冊数を含めた図書整備を行い平成19年度から5年間で財政措置を講じると共に各学校への指導及び助言を等を行い本市のすべての小中学校で学校図書館図書標準の達成が図られるように勤めていきたいと考えております」
 私の再質問。「文部科学省は400億円を蔵書を増やす費用、600億円を古い本の買い換え費用として財政措置をしております。そこで第一に、本市の学校図書整備率は県下でどの位置にありますか。第二に各小中学校での図書費の父母負担の金額についてですが、負担の少ない学校と負担の多いがっこうでそれぞれいくらになっていますか」 

 島袋学校教育課長の答弁。「図書費として保護者からどれだけ負担しているのか多い学校と少ない学校につぃて、少ない学校で年間1000円のご負担、多い学校におきましては3000円をご負担していただいております。
県内自治体の中で本市の位置については掌握しておりませんが、宮古島市小中学校の平成19年度3月現在の蔵書の冊数と達成率についいて、小学校においては国では37,8%の達成率になっていますが宮古島市においては85%の達成率となっています。中学校におきましては国が32,4%ですけれども53%の達成率となっております。
5カ年計画の最終年度まで平成23年度までには全小中学校の100%を目指してがんばって行きたいと考えております」

      満額の交付措置がとれるよう努力して参りたい

 私の再々質問。「図書費の父母負担は義務教育の無償の原則に照らして、あってはならないことだと考えます。文部科学省が特別に予算をくんだ、本市としてはその交付金を100%図書整備費として繰り入れるべきです」

宮川総務部長交付税措置された図書費についてルール分通りの交付につきましては、現在、行財政改革にとりくんでいる最中でございまして、満額の交付措置ができるかどうか心もとない面もございますが、できるだけその措置がとれるよう努力して参りたいと考えております」

 
  100%繰り入れを実現させるよう力を合わせましょう。
 この問題については、ひき続き取り組んで行きます。この課題はちょうど私が議員に立候補したとき「学校教育の父母負担の軽減」を公約として掲げました。当選してその公約実現の一番に取り組んだのがこの問題でした。
 当時の保守市政は、総予算に占める建設費が47%を占め全国で一位と週刊誌に書かれるほどの土建屋政治の下、教育現場は劣悪で、図書費は流用してゼロ、チョークもペーパーも買えない、老朽化した校舎は放置という状況で現場は悲鳴を上げていました。福祉も同様、国保のルール分まで流用し一般会計からの繰り入れは保守市政8年間でゼロでした。
 今度の一般質問は当時の事を思い出す機会になりました。伊志嶺革新民主の市政で大きく改善してきた取り組みを同じ市政で後退させないように共に力を合わせましょう。