台風接近で強風雨の中、元気な高齢者が大勢参加

 
 午後4時から富名腰地域の敬老会が盛大に開催されました。市街地の中に位置する地域で自治会が唯一存在する富名腰地域、戦争で強制移住、劣悪な環境の中でマラリヤに苦しめられ一家が全滅したというほど連日のように死体の処理に追われ葬式もできなかったといいます。
 そういう困難な中からの復興に大きな力を発揮した高齢者たち、老朽化した狭い公民館で、今回新たに3人の高齢者が紹介されました。自治会加入者で67名の敬老会となりました。90才以上3人、80才以上24人75才以上43人、ほとんどが現役の農業者です。
 自治会役員たちの努力で、いつにも増して中身の濃いプログラムに感心しました。驚いたことに、私に最初の乾杯の挨拶が組まれているではありませんか、元気な高齢者に負けないように元気に挨拶したつもりです。
 会場で、Mさんが笑顔で私に握手をして「おかげさまで(旧日本軍に収用された土地、現在の宮古空港)土地の保証問題が解決した。その保証金を活用してこの公民館の改築をすることになった。次の敬老会は新しくて広い公民館で開催することになる」というではありませんか、しっかり手を握り合って喜びました。
 収用された土地の保証については、個人保証を求めて十年以上も前から日本共産党の古堅実吉元衆議院議員と共に粘り強く取り組み、現役の赤嶺政賢衆議院議員に引き継いで来た経緯があります。個人保証は出来ないということで、自治会に対して保証金を支払うことになり、集落内の道路整備を含めてこのほど合意したとのことです。
 私の母も今年94才、父が94才で死去して6年、かたくなに一人暮らしにこだわります。元気に畑をくわで耕し野菜を作り私たち子どもと隣近所に配り歩く事を楽しみにしている母です。「無農薬の野菜だから体にいいよ」今朝もたくさんの野菜をいただいて帰りました。