開発させない! 売却させない!
東平安名崎市有地売却問題で、きょう午後2時から保良地域住民の呼びかけで、現地視察と意見交換会を開き、これからのことについて論議しました。暑い最中、住民と、この問題に関心を持つ市民70人余が参加しました。
「東平安名崎の元島遺跡は、西の住屋遺跡に匹敵する重要な地域です。琉球王府が中国との交易を、この一帯を拠点にして行っていました。中国・元の時代の歴史に記録されています。しかし、文化財の調査が、きちんとされていません。過去の道路工事で、他に類のない型の重要な墓が破壊され、他にも壊されたものがあります」
「700年から800年前の生活の場所、魚の湧く海、アオウミガメ、アカウミガメ、宮古では唯一タイマイが産卵に来る場所です」
「3年前に標識を付けた亀が、再び産卵に来ました」
会合の中で、区長が「現地を守る、開発を認めない、売却させないことを確認して良いですか」と呼びかけ、満場の拍手で確認されました。
参加者から「土地の評価が低いということは、みなさんの土地がそれだけの価値しかないということになる」と発言がありました。
その発言に「土地の評価額が上がって、私たちに何のメリットが有るんですか、税金が上がるだけです」「そうだ、そうだ、住み続けられなくなる」と、ヤジが飛び拍手がおこりました。
住民が「土地の価格を問題にしているのではありません、評価額が1万円でも、3万円でも、私たちは納得しません」きっぱりと、発言しました。
「今後の組織のあり方について、住民でよく話し合ってから具体化します」ということで、午後5時ごろ終了しました。
住民の地域を愛する熱意と情熱に感動しました。