からりと晴れた「慰霊の日」、平良市街地を一望する、カママ嶺公園の高台で「憲法9条の碑」除幕式が行われました。


 最初に、参列者全員で、沖縄戦による全戦没者に黙祷を捧げました。


 仲宗根將二実行委員長は「(前略)奇しくも今日6月23日は、『沖縄戦』の組織的戦闘の終結した日でもあります。宮古は地上戦こそなかったものの連日日米英軍の無差別爆撃にさらされ、そのうえ、海・空の輸送路を絶たれて、食料や医薬品の補給もなく、飢えとマラリヤの猛威で多くの尊い命が失われました。(中略)


 除幕式にあたり、全国6千余の『9条の会』とともに、全世界の平和を希求する人々と連帯して、宮古から全国へ、全世界へ戦争ににつながるあらゆる策動を否定し、国際紛争平和憲法の精神に則って話し合いで解決するよう提唱するものです」と、あいさつしました。


 伊志嶺 亮市長、友利恵一議長も出席して挨拶を述べました。


 「憲法9条の碑」建立は、旧平良市で現市長が2005年9月定例議会に提案しましたが、保守系野党の「合併新市で立派な碑を建立すればよい」といって否決しました。
さらに、新市の2006年3月定例議会で、提案しましたが、『公費での建立はふさわしくない』と保守系野党の多数で否決しました。


 それを受けて、宮古9条の碑建立実行委員会が今年3月31日に発足して、とりくんで来ました。


 市議会で「憲法9条の碑」建立を提案してきた者として、大変嬉しい日になりました。この碑が、1人1人の心の中に立つように、強く願っています。