「しんぶん赤旗」の集金に駆け回りました。


 

 晴れたり曇ったりの天気、18℃南東の風から北の風に変わる。
 ラジオから麻生首相の記者会見の声が流れています。「経済の好転を前提に、消費税率を11年度から引き上げる」と淡々と話していました。なんとも寒い麻生首相からのクリスマスプレゼントです。「経済の好転を前提に」という言葉から、「やることが間違っているよ!」と思わず叫びました。97年の橋本首相の時も、国民の所得が伸び始めて購買力が高まってきた矢先に消費税を3%から5%へ引き上げて景気に冷や水を浴びせてしまいました。
 今日は、88年に国会で「消費税法」が強行成立して20年目にあたります。こんどは税率こそ明言しませんが10%へ引き上げの予告です。「社会保障の財源として」とおっしゃいますが、本当にそうでしょうか? 20年前も同じ事をいっていました。これまでに何がやられてきたのか、年金の引き下げではありませんか、さらに、介護保険障害者自立支援法後期高齢者医療制度の導入、生活保護老齢加算母子加算の引き下げ、児童手当の削減等々。
 景気が悪化するなかで、イギリス政府は消費税の引き下げをしています。私の知り合いの1人は、失業したために大学の授業料の負担が出来なくなって、子どもが泣く泣く大学を中退しています。「外国の消費税は日本以上に高い」といいますが、食料品や住宅は非課税です。加えて医療費、教育費は無料です。2兆円の定額給付をやるよりも食料品の非課税とか、国保税の引き下げとか、やることは沢山あります。
 腹立たしい思いで、「しんぶん赤旗」の集金に駆け回るなか、クリスマスの素敵なイルミネーションが目に飛び込んできました。見事で豪華です。デジカメに収めようとバックを開きましたが残念ながらカメラがありません。不景気が深刻化するなか、せめて気持ちを明るくと思う心が伝わってきます。