委員長報告と質疑の後、陳情書と意見書を採決。



 くもりや雷を伴う雨の天気26℃南西の風から西の風に変わる。宮古ニイ二イ蝉の鳴き声がとりわけ大きく聞こえます。その側では大きな蜘蛛が食事中でした。
 議会2日目は、冒頭に佐久本文教社会委員会委員長から陳情書の審査結果の報告がおこなわれました。
陳情書第18号 「労働安全衛生委員会」の設置を求める要請は不採択
不採択の理由は、陳情書の趣旨を了とし採択すべきという意見と、その現場において自主的に労働安全衛生委員会を設置することが可能であるとのことから不採択の意見があり、採決の結果、不採択すべきものと決した。
 委員会で、陳情書の採択に賛成した議員は私と亀浜議員の2人で反対の議員(下地秀一、宮城英文、砂川明寛、豊見山恵栄)が多数となり不採択となりました。
本会議でも陳情書の採択に賛成した議員は私と亀浜議員の2人だけとなり不採択となりました。 
陳情書第 1号 保育行政に民間活力の活用のお願いは再継続
 委員会で、全会一致で継続審査となりました。
 本会議でも全会一致で継続審査となりました。
陳情書第 6号 地域医療と国立医療の充実に関する陳情書は採択
 委員会で、全会一致で継続審査となりました。
 本会議では採決の結果、賛成多数で採択となりました。反対した議員は3人(新里 聡、池間雅昭、下地 明)ですが、反対討論はありませんでした。
 続いて、国立病院の廃止・縮小・民営化に反対し、地域医療と国立病院の充実を求める意見書案が同委員会から提案されました。
採決の結果賛成多数で可決されました。
反対した議員は3人(新里 聡、池間雅昭、下地 明)ですが、陳情書の採決と同様に反対討論はありませんでした。
 その後、議案に対する質疑が行われ、現在支給されていない管理職手当を二分の1支給することに質疑が集中しました。
管理職手当の議案は3月定例議会で提案され、賛成少数で否決されていたもので、再度提案されました。
 最初に質疑に立った下地 明議員は「3月定例議会で否決されたものをすぐに提案するやり方が理解できない。また(不当利得返還請求に係わる和解について)28年に渡る和解案は理解出来ない」と問いました。宮川総務部長は「条例で定めている支出すべきもの、14条で規定されているとおり義務費とう位置づけで提案した」と答えました。
市長は「任期中に解決のつもりで裁判に臨んだが、双方の考え方が平行線で、裁判帳長の案でそうなった理解してほしい」と管理職手当についても理解をもとめました。
 その答えに対して下地議員は、「条例にもとづく義務費ということで当然であるが、財政難だからあえていっている40年続いた中体連を中止しておいてこんなことで良いのか、大阪府橋下知事は10%削減を提案している。
議会が否決したのに再提案、議会はなんのためにあるのか市長の神経を疑う。土地が売れて財政状況が良くなったが、税収が増えているわけではない、普通の市民は倒産して生活できない。
管理職に生活が厳しい人はいない、退職すれば3千万円以上の金が入ると指摘しました。
 続いて新城啓世議員が公用車の事故の中身について問いました。
 また、上地博通議員は、不当利得返還請求に係わる和解について「(任期中に解決して市民に迷惑をかけない)つもりだったが、そうならなかった。市長は嘘をついたのか納得できない、すべて弁護士頼みで自分から出向こうとしない、使命は市民との対話ではないか」と指摘しました。
 池間健栄議員は、不当利得返還請求に係わる和解について、「法律家にさせるとそうなる。問題は担保がない、弁護士はそのことを知っているか」と問いました。
宮国建設部長は「不動産については無資産であるということを弁護士も知っている」と答えました。
 富永元順議員は、廃棄物の減量化の推進及び適正処理に関する条例の一部を改正する条例について「自己搬入が困難な人に今後対応しなくなるということか」と問いました。
譜久村福祉保健部長は「ステッカーを貼って、連絡をもらえれば、従来どおり回収する」と答えました。
 平良隆議員は、公民館の職員体制について「伊良部は5人の職員で優遇して、他の公民館は冷遇されている。行政は平等にしていくべき」と問いました。
市長は「合併して2年経過したが、歪みが残っている。解消していく」と答えました。
 新里聡議員は、管理職手当について「基本的に支払うべきものだが、管理する部下を持つ人に支払もの、主幹は無くしていくものと思うが主幹がふえている。規則を見ると主幹にも支払うことになっている。主幹には部下はいるのか」と問いました。
伊良部総務課長は「主幹は特命事項にあたる。業務に係わる仕事については部下職員がいる」と答えました。
 最後に池間雅昭議員が質疑に立ち「類似市の2倍以上の職員で人件費25%になっている。当面自粛してほしい。自主財源17%の自治体がこれではおかしい」と問いました。
市長は「職員は多いが合併前のシュミレーションより速いペースで職員の数は減っている」と答えました。
それに対して池間議員は「自主財源の1.5倍に(人件費が)なっている以上、人件費を削るべき、管理職手当については3月定例議会でほとんどの議員が反対した議案を提案するのはおかしい、子どもたちのことを考えれば中体連の補助金予備費などから計上するべき」と問いました。
市長は「財政担当者と相談してできるようなら増額したい」と答えました。
 今議会の質疑も議案に対する質疑のはずが、それから逸脱して要望であったり、特定の事業の財源の確保を求めたりするなど異常な内容になりました。
私はたまりかねて、「議案に対する質疑の範囲を超えている」と議長に聞こえるように大きな声でいいました。
議長も議会事務局長に向いてポツリと「これは議案外質疑だから答えなくていいよね」と確認していましたが、正式に整理しませんでした。
私の指摘に「黙って聞きなさい、ウワガマースグ…(おまえはすぐ)」と私の方を振り返って凄むI議員や「何が議案外か、財政の問題は関連する」といって開き直るI議員の態度には呆れてしまいました。