宮古島市が雇用拡大で誘致した企業第1号。

tatsuruuesato2008-04-07






 晴れたり曇ったり、西の風から東の風に変わる22℃。とても蒸し暑い夏のような一日でした。
 城辺庁舎で、宮古島市が雇用拡大のために誘致した企業が4月1日から業務を開始しました。
さっそく城辺庁舎まで出向き庁舎2階のコールセンターへ足を運びました。看板は廊下に置いてあって設置されていませんでした。人は一人も見えず内部の様子も見ることができません。拒絶された冷たく長い廊下と無人の事務所が迎えてくれました。セキュリティーが強化されており立ち入りはできません。
 私はコールセンター誘致について2007年12月定例議会の一般質問で次の事を指摘しました。
沖縄県内でのコールセンターの低賃金、長時間労働、いつまでたっても非正規雇用という実態を示して、「自治体として企業を誘致するからには、あたりまえに人間らしく働ける職場の確保が求められます」
 質疑でも市長から「労働条件がきちんと保障できるようにする」という答弁を引き出しました。
 夜、NHK総合TVでクローズアップ現代新たな貧困▽民間委託の現場を途中から観ました。
 「官から民へ」の大合唱のなか、自治体の民間委託が進む一方で、働くことを拒否されて貧困に陥る現実を告発、「なんのための競争入札なのか」と問いかけます。
その改善に自治体がのりだして、委託企業に雇用条件を提示させ雇用の改善を前進させる企業間競争の導入によって、入札を改善し、委託後もその賃金や労働条件が守られているかをチェックすることによって、地域全体の生活レベルをまもることにつながると事例を紹介します。
母一人子一人の家族が、5歳の子どもがいる事が理由で働くことを拒否されて貧困に陥る現実を告発、自治体が委託企業に雇用条件を提示させ雇用の改善を前進させる企業間競争の導入によって、子どもがいても働けるように改善されたと、「働くことによって、子どもに買ってあげたいものが買えることが嬉しい」という母親の声を取り上げました。
そして、「市民生活を守ること、自治体が目ざす価値を守る」ことが大事だと指摘します。
 感動しました。NHKのこの企画に拍手を送ります!!
途中からの視聴になったのが残念です。再放送を期待します。
「良い番組だよ観て」と電話をくださった三浦様ありがとうございます。