米兵による女子中学生拉致暴行事件に関する意見書と抗議決議を可決しました。

 





 今日、午前10時から臨時議会が開かれました。
米兵による女子中学生拉致暴行事件に関する意見書と抗議決議を全会一致で可決しました。
意見書と抗議決議は下記のとおりです。 

     

     米兵による女子中学生拉致暴行事件に関する意見書

 去る2月10日午後8時30分頃、沖縄本当北部において、在沖米海兵隊員による女子中学生拉致暴行事件が発生しました。米兵は少女を車でつれまわした後、公園路上で暴行、良く11日に強姦容疑で逮捕された。
 今回の事件は平成7年に発生した米兵による女子小学生暴行事件を思い起こさせ県民に大きな衝撃と恐怖を与えるとともに女性の人権を蹂躙する極めて悪質な犯罪であり、被害を受けた少女・家族の心中を察すると激しい怒りを覚え、断じて許すことができない。
 本県では、戦後60年余が経過した今日においても米軍人・軍属等による事件・事故が多発しており、度重なる抗議要請に対し、米軍の再発防止策の弱さと、日米地位協定の運用改善だけでは対処できない現実を指摘し、抜本的な改善策を改めて強く求めるものである。
 よって宮古島市議会は、今回の女子中学生拉致暴行事件及び米軍に起因する相次ぐ事件・事故に関し、米軍当局並びに関係機関に対し満身の怒りを込めて抗議するとともに、事件・事故の再発防止に向けて下記事項の徹底と実現を強く要請する。

              記

1,事件の全容を解明するとともに速やかに公表し、被害者と家族に対する謝罪及び誠意を持って対応を行うこと。
2,在沖米軍人・軍属等の一層の綱紀粛正を図り、事件・事故の再発防止に向けて、実効性のある施策を講じること。
3,日米地位協定の抜本的な見直しを図ること。
4,米軍基地の一層の整理縮小と海兵隊を含む兵力の削減を行うこと。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

      平成20年2月20日

                           宮古島市議会

あて先

  内閣総理大臣外務大臣防衛大臣、沖縄及び北方対策担当大臣、外務省特命全権大臣(沖縄担当)、沖縄防衛局長



              抗議決議

 文案は意見書の内容と同様になっています。

あて先

  駐日米国大臣、在日米軍司令官、在日米軍沖縄地域調整官、在沖米国総領事




 議会ではそのほか、2月5日の臨時議会で可決された市営住宅の家賃滞納の訴訟に、当事者から分納にする和解案について、挙手多数で可決しました。反対したのは池間雅昭議員ですが、質疑も討論もありませんでした。


 100調査委員会が協議。
 下崎土地問売買に関する調査特別委員会の委員が最終報告のまとめについて方向と最後の委員会の日時について意見交換のための会合を開きました。
 以下はその要約です。
 冒頭に、仲間委員長が先の委員会で確認した弁護士との相談の結果を報告しました。
「N弁護士と相談した。『(委員が偽証と指摘する)K氏の(発言が仮に偽証としても)偽証は未遂』」と前置きして、「弁護士の見解は『便宜供与が認定できないとき偽証は困難、これ以上の意見を求めるのであれば、きちんと資料を調べて意見書を書きたい』といって報酬は30万円」必要であること「中村弁護士には、『ほかの弁護士とも相談してほしい』といわれた。
25日に100条委員会を開く、告発はしない」という報告をして、同行した新里聡議員と亀浜玲子議員に報告の補足をもとめました。
 亀浜議員は、「委員長の報告のとおり、何かを謀って何かを得たというのが便宜供与…」と発言しました。
 新里議員は、「便宜供与、公文書偽造、偽証について説明をもとめた。便宜供与については確たるものがない。市が民間企業に対して1本しかない契約を変更契約するのは相手に便宜供与にならないかということを聞いた。はっきりとしたことは答えなかった(市の顧問弁護士の)N弁護士といっしょ。『自分もきちんと意見をいうには30万円必要、3人くらいの(弁護士)の意見を確認を』といった。公務員も金をかけたのだから、100万円かかっても白黒つけるためには必要」と発言しました。
 それを受けて、委員長が「1人ひとりの意見を聞きたい」と発言を求めました。
 池間雅昭議員は、「司直の手で守谷は新たな事実が分かった。告発しよう。公文書偽造も明らか」と発言。
 新城議員は「今日はそのような意見を述べても良いのか」と問いました。
 真栄城徳彦議員は「便宜供与と思っている。なんで訴えないか」と発言。
 池間健栄議員は「意見が合わない、起訴すれば警察が判断する」と発言。
 さらに真栄城議員は「はっきりしている。変更契約を作成した告発することもしないでいいのか、ムダな道路を造った。(それを)市のためにと嘘をつく、偽証、公文書偽造、見返りのない便宜供与もある」と発言。
 つづいて池間健栄議員が「公務員がやったからおかしい、任命権ある市長やったということが大変、利益供与、斡旋利得であり、責任を取る形で1人の公務員がやめている。明らかに黒に近い。告発なし…。合併前から職員はだれも分からない。下地の南風原団地から2箇月後」と発言。
 真栄城議員は「農都共生からすべて延長線上で起きている。処分できないのであれば100条の意味がない」と発言。
 雅昭議員は「分かっていて分からないといっている偽証だ。S(氏)は分かっていた。U(氏)も知っている。上司が分からないのはおかしい」と発言。
 富浜浩議員は「偽証でやろうといっているからそれでやる。公文書偽造と変更契約…」と発言。
 雅昭議員は「(公務員の)違法行為は告発する義務がある」と発言。
 嘉手納学議員は「14,6%の利息、800万円を徴収なし。100条で『記憶にない』ということになった。これは嘘。S(氏)がU(氏)が『分かっていた、K(氏)の指示でやった』といっている」
 新里議員が「宣誓文を読み上げてくれ」と要求。委員長が朗読しました。
 新里議員「そう、その『何事も付け加えない』それでいい」と発言。
 真栄城議員が「企業が変更契約を申し出た。K(氏)が自らいった。2人の職員がいった」と発言。
 雅昭議員は「公文書偽造だけでもよい、組織ぐるみの犯罪と総務委員会で全会一致で報告している」と発言。
 新城啓世議員は「嘘はいっぱいある。(告発しなければ、100条)委員の職務放棄だし笑いものになる」「ミスも犯罪」と発言。
 亀浜議員は「弁護士の意見は、契約の成立しない中で便宜供与は立証できない。現状の報告を…」
 私は「いろいろ指摘がありますけど、契約が無効になっており便宜供与も、公文書偽造も、偽証もすべて成り立たない。一連の問題は、宮古島市の組織のあり方が問われている問題であり、よって告発すべきではない」と発言しました。
 雅昭議員は「パイナガマは否決、無効(契約)をなぜ市長は黙っているか、N(市の顧問弁護士)、N(弁護士)の意見は間違い。96条で問われる。変更契約は未遂だから便宜供与にあたらない、それ以外は…」と発言。
 健栄議員は「両弁護士の意見はくいちがう、使えば公文書偽造か使わなければどうか」
 雅昭議員は「立場によって(ちがう)Nは市のおかかえだから…」
「採決すべき、委員長のそれ(告発しない)は懲罰だよ」と発言。
        そこで11時37分から15分休憩して開会。
 委員長が「立証できるものをそろえないと告発できない」と発言。
 新里議員は「調査特別委員会も報告した。それも入れてはどうか、賛否を問うべき」と発言。
 委員長が「25日に委員会を開くので、午前中に(それぞれ)文書にまとめてきてほしい。決をとるが25日午後委員会を開会します」と要求しました。
 そこで、議会事務局次長が「特別委員会と100条と(いっていることが)くい違うというのでは問えない」と注意しました。
 雅昭議員は「記憶にございませんも偽証。公文書偽造で訴える」「96条1項、と2項を知らない…嘘」と発言。
 真栄城議員は「偽証罪で告発することで裁決を…」と求めました。
健栄議員は「南風原団地の起案文書を求める」と発言。
それにたいして、委員長は「下崎の問題にしぼってくれ」と答えました。
 協議の結果、最後の委員会を今月27日午後3時から開会することになりました。