下地からの帰りは、雨。


 9時30分、生活相談が入り事務所へ、11時30分まで相談し、午後8時にまた相談することを約束しました。
 すぐに下地庁舎へバイクをとばしました。議会報告を配布して帰りを急ぎました。1時30分から宮古支庁舎2階で、「宮古支庁組織改編について」県の説明会があるというからです。バイクを走らせていると急に雨が降り出して、濡れてしまいました。家に戻り食事を急ぎ済ませて、宮古支庁へバイクを走らせたところでまた、雨に降られてしまいました。
 県の「現地で説明会を開きました」と、いうアリバイ作りに協力するのかと、思うと腹が立ちます。連絡が来たのも昨日の午後、電話が入りました。県議選挙が近いせいか、議員の参加が目立ちました。
県の説明は、「平成8年に支庁長の権限を強化し、総合調整機能の強化をしたが、知事や関係部長との調整が必要なことから意志決定の遅延化、国との調整等を本庁で実施する関係上総合調整機能の限界があるため、本庁直属の出先機関に改編する。けっして財政上の問題ではない、これまでより迅速に対応できるようになり、後退はない」ということです。
危機管体制の面からみると、全組織をまとめる機関が宮古から消えることになり、後退です。それぞれが、それぞれでやることになり全体がまとめられなくなります。
 面白かったのは、市町村合併を推進した市議の発言です。「宮古支庁の職員の削減はないか」「総合支所にして宮古で、すべてできる体制にできないか」「職員の減少は、市の経済圧迫になる」等々です。
合併論議の時は「地方分権の時代だ、自己決定自己責任が問われることになる。合併は、それに対応する受け皿のために必要」「職員の能力を高め、専門性を確保するためにも合併が必要」「宮古のような小さい島に6市町村あるのは無駄だ、合併して宮古は一つで力を合わせるべきだ」等々の理由を並べていました。合併すれば、その行き着く先は、宮古支庁の縮小につながることは、分かっていたはずです。ここにも論議抜きの合併の矛盾が見えてきました。
 夕方、水道局の駐車場まで行きました。今月はじめに、大量のつぼみを付けた、とっくり木綿の木の事が、ずっと、気になっていたからです。写真の通り、見事な花が満開でした。