tatsuruuesato2007-07-07







 ゴムシートが膨張して、でこぼこの総合グラウンド


 6日金曜日、体育館に用事があり、行きました。
事務所に行くと、誰も職員がいません。 


あたりを見渡すと、奥の方で課長が1人だけ居りました。「何かあったのですか」と聞くと「職員総出で、グラウンドの整備中です」という。


帰りに、総合グラウンドへ足を運んでみました。フォークリフトが動き、よく見ると煉瓦を運んでいました。


 全天候型の競技場整備を、旧平良市時代に約2億円余を投入して進めました。あれから5年が経過、業者のメンテナンスの期限が切れてしまい、財政難の中、業者に補修工事を依頼できなくて、職員自ら、膨張して、でこぼこになったゴムシートの補修を、ボンドを流し込んで張り直しています。煉瓦は重石代わりというわけです。


 「よく、このような場所で競技ができたね、関心するよ」「トレーニングキャンプにきていた人は、これでは、けがのもと、といって引き上げた」「これでは、県中体連の競技大会の実施は、辞退した方が良い」等の様々な声が上がりました。


 ゴムシートの上を歩いてみました。以前の様な弾力性は全くなくなり、固まってしまい、細かい、ひびが入っています。
また、所々、膨れあがり大小の、でこぼこが、あちらこちらに出来ています。


 以前に全天候型の競技場の管理について、聞いたことが有ります。毎年使用頻度の高い、3コース分は張り替え、全体の張り替えを4年から5年に一回は実施するということでした。それを聞いて、私は絶句しました。


「そのような財政力は、わが、宮古島市にはない」いくら、職員総出で補修をしても、ゴムシートが、完全に劣化してしまっていて、全体の張り替えの時期は、もう過ぎてしまっています。


 炎天下で、一生懸命に作業を続ける職員に「ご苦労様 ― 」といって、その場を引き上げました。