今日、10時から開かれた本会議で、家庭ごみ有料化の条例案が審議されました。

 驚いたことに、委員長報告に対する質疑が全くありませんでした。
この議案は、3月定例議会に提案され、委員会で継続審議になって、原案が修正された
ものです。結果は全会一致で可決です。
 
 修正部分は、有料化により市に入った財源を、全て環境行政の事業に限定して活用することを、条例25条で定めました。これは、委員会で「歳入は、環境行政に限定して使用する」と担当課長が答弁した事に対して、私が「規則では縛りにならない、いつでも議会に諮ることなく、変えられてしまう」という指摘によって条例化したものです。

 
 しかし、条例化したから、縛りになるでしょうか。何にでも自由使える一般財源に入った財源を、どうやって特定の事業に使う財源として、縛りが可能でしょうか。時の議会の判断、市長の判断次第ということになり、その保障がありません。

 
 私は、採決に当たり休憩を求め「住民に十分な説明がされていないこと、ごみの減量化、財源確保の保障がないことから、賛同できませんので、退場します」と理由を述べて退場しました。

 
 きょうの可決を受けて、来年4月1日からの実施になります。原案では今年10月1日から実施することになっていました。